双子じゃないあたし達【完】
開かねー…。



でも、助けなきゃ、な。



ドカッ



ドカッ



俺は無我夢中でドアを蹴った。



「くそーッ」



なんで開かねぇんだよ、くそ!!



もう1回。



ドカッ



ガチャガチャ



ドアは音をたてながら倒れた。



ドアが倒れると同時に涙をぐっと堪えている実がいた。



良かった…。



いた…。



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