双子じゃないあたし達【完】
ずっと一緒だった親友。



いきなり親友は…



赤ちゃんが出来たと報告してきた。



「は…??」



あたしは今でも鮮明に覚えてる。



「だーかーらぁ!!あたしに赤ちゃんが出来たの!!」



嬉しそうにニコニコしていた。



あたしにもお腹に赤ちゃんがいたし、世間から見れば驚く事はないと思う。



だけど…



彼女は……



体が弱かったのだ……。



「産まないで!!」



生んだら彼女が生きていれるか分からない。



あたしは必死に止めたんだ。



なのに…



「あたしは…死んでもこの子を生みたいの…」



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