楠さんの恋人!
互いに感情が
高ぶってきている様子で
女の人が耐えきれない、といった風に
切なく絞り出すように口を開く。
「―……好きなの…!」
それに対して先生も
どこか苦しげな表情で……
見ている私も
何とも言えない気持ちになる。
「直人…お願い。
私には…貴方だけなのよ…!!」
途端に女の人はソファの上に
泣き崩れた。
「理沙…」
そう言い先生は
ゆっくりと彼女の元へ歩み寄る―…
やだ、止めてっ……