エデン[詩]
ラッキーデイ
今日はピンクがラッキーカラー

だから

ピンクのワンピを着て

出掛けよう


朝の占いに

決めてもらう服を着て

ジンクスを信じて

いつものように

靴を右足から履いて

外に出る



たった1度だけ

的中した占い



全然信じてなかったから…

よく読んでなかったから…



アンラッキーカラーを身につけて

ボイドタイムに待ち合わせ

アンラッキーな方角で



大好きな彼に

別れをつげられた…


たぶん

たまたまだと思う

でも

信じずにはいられなかった

自分が

嫌われるようなことしたと

思いたくなかった

自分に

何か足りないなんて

思いたくなかった



だから

占いのせいにした


だから

占いでイイ毎日を送ろうと思った



君に会ったのは

アンラッキーな日

今日の出会いは

恋愛には発展しないでしょう



だから

気になったけど

話さなかった



でも

声を掛けて来た君

占いを話すと

“そんなこと”

て笑った



本当…そんなこと


好きな人のせいで

重くなった占いが

好きな人のおかげで

軽くなった



“占いは

ゲームみたいなもの”

君の名言
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