籠の中の鳥
それから拓登と私の家に久しぶりに泊まった。

家につくなり、拓登に怒鳴られた。

「何であの客にべたべたしてんだ」
「俺の事好きじゃないんだろ」

とか一方的に切れられ、頭を殴られた。

私は痛い"とかも思わず、拓登に

『ごめんね。ごめんね…』

と、謝り続けた。


内心ラストぐらいって気持でいっぱいだったけど、そんな事よりも拓登が泣きながら、私に怒ったため、そんな事も言えなかった。
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