【短】ホワイトデーはチョコより甘く
―陽side
生徒会が何時もより早く終わったから、奈々を迎えに行こうと立ち上がった。
奈々の嬉しそうな顔が浮かんで思わず俺まで笑顔になってしまう。
鞄を持とうとした瞬間、いきなりドアが開いた。
視線を向けると
「咲…、どうした?」
そう、咲がいた。
「あのね、お話があるの。いい?」
時間は…まだあるしいいか。
「あぁ、いいよ。何?」
「私、みぃ君のことが好き!!」