【短】ホワイトデーはチョコより甘く



「ごめん、できない…」



そう言うと咲が




「じゃぁ、奈々ちゃんのこと、いじめるよって言ったら?」




「な…っ!!」




「ずっと好きだったんだから!!それくらい、いいじゃない!!」




奈々をいじめると言われたら何も言えなくなった。




「ねぇ、みぃ君。抱き締めて…?」




俺は少し躊躇った。




「いいの…?奈々ちゃんいじめても。」




「絶対奈々に手をだすな。それと、本当にこれで諦めてくれるんだよな…?」




そう言うと咲は笑いながら言った。




「もちろん。」




そして、俺は、




咲を抱き締めた。






すると、次の瞬間、何かが落ちた音がした。





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