恋想曲 ~永遠の恋人へ~
第五章

嫉妬

忘れられない思い出がいっぱいできた夏休みが終わり、

今日から二学期が始まる。



部活で会えなくなった遼ちゃんと私は、今日から一緒に学校へ登校することにしたんだ。


学校までの15分の道のりが幸せな時間。



「今日って朝礼あるんだよね?校長先生の話短ければいいなー」


「今まで10分以内で終わったことないぞ。俺サボっちゃおうかな~」


「え!?遼ちゃんがサボるなら私もサボる!」


「だ~め」


「え~~遼ちゃんだけずる~い!」




私達と同じ制服姿の人がいっぱいいるに、遼ちゃんだけが特別かっこよく見える。



遼ちゃんのサラサラな髪の毛、


右頬の笑窪、


優しい眼差し。



私の大好きがいっぱいあるんだ。






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