恋愛の条件
奈央が修一の外見だけではなく、彼の内面に魅かれていくのに時間はかからなかった。

二つ年上の修一は、他の同期男子社員より落ち着いて大人に見えた。

持っている知識や資格は他の社員とは比較にならず、群を抜いて研修期間の成績は優秀だった。

それもその筈、修一は日本の某有名理系大学を卒業した後、アメリカへ留学し、マサチューセッツ工科大学、いわゆるMITで、コンピューターサイエンスのマスターを取得しているのだ。

しかし、淡い奈央の恋心は実ることがなく、それは彼女の一方通行だった。
< 122 / 385 >

この作品をシェア

pagetop