恋愛の条件
山内課長からの話が終わり、奈央が席に戻ろうとしたとき、修一に呼び止められた。

「広瀬さん、ちょっといい?先に仕事頼まれてくれる?」

「はい、何でしょうか?」

修一に呼ばれ、奈央はミーティングルームへ入るよう促された。

修一はアームチェアーに深々と腰をかけ、咎めるように目を細めて奈央を見つめる。

「お前、露骨に『イヤだなぁ』って顔すんなよ?」

「べ、別に……」

どうしてわかったのだろうか、と奈央は視線を泳がす。

「俺の繊細な心が傷つくだろうが?」

「どこが繊細よっ!用はそれだけですか、チーフ?」

バツが悪くなり、奈央はこの場を早く離れたいと願う。

「デカイ声出すな。隣の部屋に聞こえるだろ?」

「声がで大きいのはもともとよっ!!」

「そうだよなぁ、喘ぎ声も結構デカイもんな?」


(なっ//////)


修一は口角を上げ、そんなことをさらりと言ってのける。



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