恋愛の条件
「何だ、修一ともう寝たの?」

「ブハッ……な、何///」  

不意に真意をつかれ、奈央は飲んでいたウーロン茶を吹き出してしまった。

「図星か……思った以上に早かったわね?あいつ流石だなぁ……」

「//////」

「その顔じゃぁ、余程よかったんだ?」

「そんなこと言ってんじゃなくて……」

「何が言いたいの?」

沙希は新しく運ばれてきた焼酎を機嫌よく受け取り笑う。

今日は奈央のおごりなので、安いいつものビールではなく、お気に入りの焼酎にしたらしい。

「私の言いたいことわかっているくせに……」

「私はドMじゃないからわからない」

沙希はさっさと言えと、奈央を促す。


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