俺と貴女を繋ぐ場所
第2話



「よしッ!今日の朝練はこれで終わり!」

「「ありがとうございました!」」
キャプテンの一声で部員たちが礼をして朝練が終わった。


「ふい~!終わった、終わった!やべっ龍之介!制汗剤貸して!スプレー忘れた~。」
更衣室に戻ったマサと俺は制服に着替え始めた。

「あぁ、…ん。」

「サーンキュ!」

(昨日の子、マサのクラスに居たから同じクラスだよな?…聞いてみるか。)

「なぁ、小日向ってヤツお前のクラス?」

「…あー!いたっけ。そんなような子。」

「は?お前自分のクラスのヤツ覚えてねーの?」

「いやぁ、小日向ちゃん大人しいから。クラスでもあんま目立たなくて…。」



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