小話帳




告白寸前の彼らの話
――――――――――――――――――







私は教師だ。でも、彼女にひかれていった






でも、彼女といるときに謎の声や、謎の頭痛がひどくおこっていた








「まったく、なんだってんだ」







また、新しく桜の咲く季節。





桜の幹に手を触れ空を仰ぐと、不意になにかに抱きしめられた気がした











「            」

「!!」









それはひどく優しく、ひどく冷たく私の耳に響く







「な、んだ、この感覚」





まるで愛しい何かが消えてしまうような、愛しい、何かが







「っ、なんだ、これ」







思わず自分で体を抱くと、その瞬間に己の何かが割れた気がした











『先生、僕は』

『僕この場所すごく好きです』

『先生?』

『僕はあなたをお慕いしています』





『先生』

「先生」







「あ…!!!!!!」






**と、記憶が合致して





その直後にねがったのは、きみに会いたいということ。校内を探すと何やらあわてる先生に出会う








「どうかしたんですか?」

「あ、先生…!!ご存知ですか!?


 2-Fの**##が今事故で運ばれて危ないって…!!」













「…は?」








" セ ン セ イ 、ア イ シ テ ル …―――"








.
< 31 / 33 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop