バケバケ2
「そうだ、洋子。明日お兄ちゃんの家に遊びに来ませんか。おいしい紅茶があるので振る舞いますよ。」
「え、いいの?」
「いいに決まってます。妹なんだから。」
お兄ちゃんは笑顔で頷いた。
不思議だ。
お兄ちゃんと話すと安心する。
昔からそうだった。
お兄ちゃんはいつも私のそばにいて、私のことを見てくれていて。
私のことはなんでも分かるお兄ちゃん。
「じゃあ明日お兄ちゃんの家に行くね。」
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