君の安眠枕は私の…!?
うん、たぶん…好き

「雪田…」


教室で桃子様が羊を睨む


「なぁに?会長」


睨まれてるハズの羊は顔色一つ変えずに、慣れた手つきで私を抱っこする


「たしかに、夢李が泣かなければOKとは言ったけど…暑苦しいからいい加減離れなさい」


時間の流れとは怖いもので…
気付けば梅雨明け間近な今日この頃…

私は今日も羊に抱っこされています


そして…


「おはよう?ユメちゃん。今日も可愛いね?」


羊に抱っこされてる私の頭を優しく撫でるのは白井くん

クラス違うのに、毎朝やって来ます


「白井…触んな」

「雪田もそろそろユメちゃんを解放してあげたら?」


…この、睨み合いも毎日やってます



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