光へ

笑い

気付けば1年生最後の日だった。



よく休まず来続けたと
自分を誉めてやりたい!

まともに話す友達も、おらず。
息抜きは早朝と放課後のタバコだけ。。

ある意味、劉樹たちが支えだったのかもしれない。



 学校に着くと…    

教室の前がガヤガヤ騒がしい。



杏:『理恵ちん、聞いた?』


理恵:『ん?なに?』


杏:『紀利先輩、タバコ見付かって
先生に呼び出しくらってるんだってぇ!』


理恵:『嘘!!』


杏:『まぢだよ〜。理恵ちん最近、仲いいんでしょ?
一緒に居なくて良かったねぇ』


理恵:『別に仲良くないし…
助けてもらっただけ。』

(先生に呼び出しとか
どうなるんだろう?
そうだ!紀利さんには一時、心を救われたんだし。。
何かお返ししなきゃ!!!)



杏:『ちなみに、いつものタバコ場は無くなるよ!
先生方の監視入るからぁ…
て聞いてないか』



自分ゎ職員室へ向かい走っていた。


 職員室の前で息を整え戸を叩く…。



理恵:『失礼します!』


先生[築野・女]:『どしたの?』


理恵:『松本先輩[紀利]、居ますよねぇ?』


築野先生:『居るけど、今は隣の校長室よ…』


理恵:『松本先輩、もしかすると
自分をかばってくれたのかもしれないんです!』

(何言ってんだろ…自分。)


築野先生:『え!?タバコよ?相田さんには無縁でしょ〜』



自分の有利な点は先生うけがいい所。
何があっても疑われる事も無ければ
調べられる事もない!!



築野先生:『ましてや昨日、橋の下で1人でタバコを持っていたのよ?松本さん。』


理恵:『持ってただけですよねぇ?』


築野先生:『え…私は見てないから解らないけど。。』

(よし!いけっかも!)


理恵:『それ!私の兄のです!』

無理矢理な嘘をついた。


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