光へ

本音

心菜:『理恵〜携帯買って貰ったぁ!
杏も買って貰ったんだってぇ〜』


理恵:『良かったぢゃん♪
学校に持ってきてんの?』


心菜:『もちろ〜ん!番号交換するべ♪』

とても嬉しそう。

杏とも番号交換をした。


このとうり2週間前
先生に言われた事は守ってない。
忘れていた。



蓮音:『羨ましいんだけどぉ〜
蓮音も欲しいなぁ〜
いいないいな〜』

一段とぶりっ子だ。
うちらにどうしろと言うんだろう。

それともクラスの男子に可愛さアピールで買ってもらおうと言うのか


そこえ


沙羅:『理恵ちゃ〜ん、ちょっといい?』

沙羅の元へ行った。
久々に顔を見た気がする。

同じ学校でも会わない事もあるもんだ。

沙羅は杏と同じクラス
たまにしか喋らないらしいが。

そして…大悟とも同じクラスだ。



沙羅:『あのね理恵ちゃん…
相談があるんだ。』


理恵:『どした?新しいクラスうまくいってないのか?
自分のクラス駄目なら海美んとこ行ったらいいさ♪』

なんか嫌みくさくなってしまった。


沙羅:『う〜ん…クラスの事もあるけど。
好きな人の事!!』


理恵:『お!やったぢゃん♪誰だよ♪』

恋バナは好きだ。


沙羅:『大悟くん☆』

心がどよめいている。
(聞かなきゃ良かった。)


理恵:『へぇ〜つぅか海美に相談すれば?』

また突き放してしまった。
悪いクセ直ってない。


沙羅:『海美ちゃんとこには行きたくない…
海美ちゃんと会うのは部活ん時だけで充分だよ。
疲れちゃった。』



よくよく話を聞くと
皆、海美のワガママに疲れてしまい
徐々に海美から離れ始めているらしい。

皮肉にも可哀相なんて思わない。
ざまぁみろと思ってしまった。

そんな自分が嫌いだ。



理恵:『それで〜大悟の事いつから好きだったの?』

こっちが本題だ。
やっぱり自分は大悟の事が好きだったんだ。

沙羅に気付かされた。
なんか悔しい…


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