†黒ウサギの仕事†



「承知いたしました。ではこちらにご記入ください」



僕は契約書の紙を渡した。





「殺し方……何でもいいんですよね…?」



お客様は少し不気味に笑いながら僕に尋ねてきた。




「はい。ただし、殺し方によって金額は変わります。それでも良いですか?」




「金ならいくらでも払います……いくらでも…」





「……分かりました。どんな殺し方をご希望なさいますか?」




「恐怖を味わいながら地獄へ堕としてほしいんです…。はははっ…」



「分かりました。お客様が満足するような殺し方をして差し上げましょう…」




さて、今回のお客様はすごい事をお考えで……。



フフっ…。僕は殺し屋、知り合いだろうと何だろうとお客様を満足させる事が僕の仕事です。




楽しくなりそうですね―――――。






















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