天神学園高等部の奇怪な面々ⅩⅧ
成程、そろそろ夕方。

学園で仕事をしている教師陣達も、ようやく区切りがついたという時間だ。

今から学園の方に向かえば、上手く合流できるだろう。

「向こうに着いたら、こはくさんが手作り花見弁当準備して待ってくれてるよぉ」

「イヤッホォッ!」

雛菊の声に、まだ食べ足りないのか撫子が声を上げた。

食いしん坊少女と撫子、どっちがよく食べるのか試してみたい所だ。

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