はらり、ひとひら。
篝火に手をかけた俺に、灯雅は怒りをみせる。
「およし!死にたいのかい!?」
首を横に振る。
「ここで退けないと、誰かが巻き込まれることになる」
キィン、と音がして刃が姿を現す。…大丈夫。
「─絶対死ぬんじゃないよ!」
頷き、構えて相手の眼だけを一心にとらえた。見える。わかる。…どこを斬ればいいのか。
「ぐあぁあ!」
邪鬼は雑魚だけど一度じゃ死なない。何度も核を潰さないと延々と蘇る。
「っ!」
危うく触れられるところだ。すんでのところで攻撃をかわし、体制を立て直した。