はらり、ひとひら。
「私の妖力をお前に預けよう。
お前が握っていれば、私は自ら化けることができなくなる」
つまり、私を襲うことが不可能
になるってこと?
─突如、真白い毛が、瑠璃色の炎に包まれた。
「なっ、燃え…!」
どうしてそこまでするの・・・?!
「これでいいだろう?」
…え?
「な、なんか…可愛い」
「ふん」
さっきまで目の前にいた、大きな九尾狐の姿はなくて。
変わりに小さな白い、マスコットのような小狐が
ちょこんと居座っていた。