ほっと一息する時に【短編集】
でも、この気持ちは言わない。言えないんだ。
…またこの怪力が法子を傷つけたら嫌だから。
制限出来ると言っても意識しなければうっかりこの前もバイキングのおぼん、割っちまったし。
つまりは完璧じゃないんだ。
「もー嫌。
やっぱりお見合いにしようかなー
どう思う?私、もう33よー?どうしよ…
親もうるさいし…」
「知らねーよ。」
でも、アンタならきっと素敵な奴が見つかる気がする。…言わねーけど。