甘い満月~Sweet Full Moon~

ネックレス

次の日はあまりに目が腫れていたし、気分も最悪だったので仮病を使って休んだ。


考えるのは芯くんの事ばかり。


恋するって、覚悟も必要なんだな・・・と一人ベッドで考えていると、


携帯が鳴った。


芯くん・・・と、一瞬頭の中で芯くんの顔が浮かんだ。


しかし、南からだった。


「もしもし」


「リカ大丈夫?帰りリカんち行こうか??」


「ううん。大丈夫だよ。ちょっと精神的に落ちてるけど、今日一日休んだらまた学校行くから!心配かけてごめんね。」


「そう?なら良いんだけど・・・実はね、今昼休みで、芯くんがうちのクラスに来たの」


「えっ・・・・」


「なんか、すごく真剣な顔してたよ?」


「そ、そう・・・。怒りに来たのかな」


「ううん。全然そんな風ではなかったけどね」




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