もっと大切にする~再会のキスは突然に~

いつもの居酒屋のいつもの席に、今日は向かい合わせじゃなくて隣に並んで背中を撫でてくれる繭子ちゃん。

ここに辿り着くまで繭子ちゃんは何も聞かず、何も言わずにただ私の背中を撫でてくれていた。

悲しそうに眉根を寄せる繭子ちゃんは、何があったのかわかっているようで、でも、促すように添えられている背中のあったかい手に、私の口からは言葉がこぼれだす。


「元、カレ…なんだ。」
「ん。」

「会うまで、ここに赴任するの知らなくって。なんか、よくわかんないけど、昔みたいに、ご飯食べたりしてて…」

さすがにSEXしてるとまでは言えないけど、きっと繭子ちゃんはもうわかっている
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