【短】おさなじシリーズ★1

席の周りが騒がしくなる度に、私は沙良ちゃんのトコロに非難する。


沙良ちゃんは廊下側の前・・・潔いホド対角線だ。






「ふーん。あれが例のイジメッコね・・・」



沙良ちゃんが集団の真ン中にいる羽柴クンを眺めて呟く。





「ま、イイ機会じゃない。アイツに慣れればアンタも少しはその男ギライ治るんじゃない?」


「う・・・うーん。治る、かな?」



そう答えながらちらっと集団の方へ視線を向ける。







地元の学校だから小学校まで一緒だった子も多くて、羽柴クンの周りには見たことのある顔も一杯いるけど、



・・・女の子も多いな。







多分、入学式の『恋愛』発言の所為だろうけど。




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