エロスからタナトスへ
美保は、高校時代の親友というか、

悪友というか、

彼女のおかげで、いろんな遊びを覚えた。

なぜか、彼女と二人で歩いていると、

ほぼ間違いなく、声をかけられた。

ひとりだと、ぜんぜんだったのに。

いつだったか、

私が二股かけてたのがバレて、

ちょっとヤバイことになりそうだった時、

男子校の知り合いに頼んで、

ちょっと口きいてもらったおかげで、

どちらとも、修羅場をむかえなくて済んだことがある。

勉強のほうは、私が彼女を助けたりで、

卒業まで、仲がよかった。
< 40 / 142 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop