エロスからタナトスへ
舞台が暗くなって、

メロディーが流れ始めた。

「ジョンフーン!」

あちこちで、声がかかる。

「詩雨子、ジョンフン、歌うよ!」

出てきた、ジョンフンは、きれいな日本語で

歌いだした。

うまい。日本人みたいだ。

1曲歌うと、日本語で話し始めた。

「美保、日本語しゃべれるんだね。」

「うん。ジョンフンは、すごくうまいんだから。」
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