キズナ
私は思わず尻もちをついてしまった。




でも、私は落ち着いてお客さんをお店の真ん中に集めた。




隼人さんがずっと声をかけていた。中には泣きだすお客さんもいたけどそういう人には肩を抱いて安心させていた。





店長はやっぱりやることが違うと思った。




私は、余震が続く中お客さんを近くの安全な場所に避難させた。




怖い。という気持ちしかなかった。




お店の中はめちゃくちゃ。




余震があって危険だからまだお店の中に長くはとどまれない。





第一心配なのは私の家族のことだった。




妹の雪菜、雫、弟の翔(カケル)大丈夫かな。



雫なんて恐がりだから大丈夫な訳ないか。




電話してみよ。
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