恋に焦がれて迷走中
帰ってきてよかったと思った。


悠斗を失ってあたしに何も残っていないような気がしていたけど、


あたしを思ってくれる人は確かにいて


今まで大切にされて来ていたのだということを思い出せたから。


長谷川に抱きしめられて眠ったあの夜から


あたしは大きな壁を乗り越えられたのだと確信した。



戻ったら、長谷川に会って私のこの気持ちを伝えよう。



感謝とそして芽生えた好きだという気持ちを。


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