おじいちゃんへの手紙
私は顔を見た時に涙が出てきて見えなくなってしまった。




必死になって涙をこらえながら

「今まで楽しかったよ。絶対に国家試験頑張るから。合格するから。ありがとう。」



と言った。




火葬場の人が棺を炉の中に収めた。



その瞬間は絶対に忘れないと思う。




その後の休憩の時もいろいろな話を聞いた。




私の知らないおじいちゃんの姿が見えてきた。




そして、納骨堂に通された。



お骨になったおじいちゃんを見てこんなに小さくなっちゃったんだ昔にしたら背が高かったと思うなとしみじみ思った。



遺影を見た時に、何だか切ない気分になった。



心の中にぽっかり穴が開いた気分になった。
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