あなたの肩が触れるまで

口悪教師!

「ささっ…南波の部屋は上がってすぐの部屋になりますので。」
「はい。分かりました。
では行きましょうか?
南波さん。」
「ちょっと待って!
今日から……?」
「当たり前でしょう?
ほら!」


ほぼ強引に上に上がらせれ、部屋にのドアを開け…


「おじゃまします。」


そう聞こえ、私がドアをパタンッ。と閉めた途端…


ボスッというベッドの上に座った音と…


「はぁー…敬語とか久しぶりだったし…」


こんな意味不明な言葉が聞こえてきた。


「あー…だりぃ。」


自分の耳を疑いながら、後ろを振り返ると…

ベッドの上でだるそうにあぐらをかいている家庭教師がいた。


「あ。俺普段こんな感じだからよろしくな。」
「……………」
「それと…テストの点、どれか1つでも80点以下だったら罰ゲームあるからな?」
「ば…罰ゲーム?」
「内容は………
中3だったらもう言わなくても分かるよな?」


ボッと赤くなる私の顔に先生は笑いながら、プリントを取り出した。


「ほら、早くしろ?
じゃないと今から罰ゲームにするぞ?」
「嫌だあぁ!」


ははっと笑いながら私の机の上に家庭教師はプリントを置いた。


「え~…数学?」
「…罰ゲー……」
「します!します!」


私はシャープペンシルの芯をカチカチと出し、プリントを始めた。


なぜか家庭教師は勝ち気に私がプリントを一生懸命にしている姿を見ていた。


こんの~~~…

エロ教師いぃ!!!


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