おっさんと女子高生
そんな頃、弟が産まれたの。嬉しかった。わたしお姉ちゃんになったんだって。
夜泣きがうるさくて、昼間も抱っこしてないと泣いて、お母さんは全く寝れない日が続いてた。
明け方に弟がようやく寝静まって、それから朝ごはんをつくって、私の保育園の準備して……。
そういえば、保育園はアイツが送ってくれていた気がする。私はそれが嫌で嫌で、大泣きして、アイツに無理やり車に押し込められて、無言で車を運転して、保育園に着いたら車から引っ張りだされて。
弟の面倒みるから。お願いお母さん、保育園に行きたくない。
今おもえば、私のそれもお母さんの悩みの種のひとつだったのかな。