神様がくれた夏
分からなかった。
彼の行動全てが。
今朝から今まで全てが。
ムカつく。
腹立つ。
なんでこんなに悔しいの、あたし。
「…聞けよ」
そう自分も驚くくらい低い声が出たときだった。
不意に手首を掴まれたと思ったら世界が回転した。
そして気づいたときには彼があたしの上にいて、あたしはベットに寝転がる形になっていた。
背中には彼が今さっきまで寝ていた温もりが残っているため伝わってくる。
それが妙に生々しい。