【短編】カフェ・モカ
「トモが遅刻するなんて珍しいね。」
視線を上げると、そこにはキミの笑顔。
「忘れ物をしたから一度家に戻ったのよ。」
嘘。来たくないから、遠回りしただけよ。
「あの、はじめまして。」
キミの左隣から聞こえる、キミの彼女の声。
頭がクラクラする。
“朋美!いいかげんに腹を括りなさい!”
自分で自分を奮い立たせなきゃいけないなんて。
情けないね。
ゆっくりと顔を左に向けて、微笑む。
“朋美!笑うのよ!”
「はじめまして。シュンくんの友達の朋美です。」
軽く会釈して、彼女を見る。
とても・・・小柄で可愛らしい女の子がそこにいた。
視線を上げると、そこにはキミの笑顔。
「忘れ物をしたから一度家に戻ったのよ。」
嘘。来たくないから、遠回りしただけよ。
「あの、はじめまして。」
キミの左隣から聞こえる、キミの彼女の声。
頭がクラクラする。
“朋美!いいかげんに腹を括りなさい!”
自分で自分を奮い立たせなきゃいけないなんて。
情けないね。
ゆっくりと顔を左に向けて、微笑む。
“朋美!笑うのよ!”
「はじめまして。シュンくんの友達の朋美です。」
軽く会釈して、彼女を見る。
とても・・・小柄で可愛らしい女の子がそこにいた。