一度の保証(短編集)
えりなね、病気になっちゃった。


治る見込みは、ないんだって…


でも、この世には、保証があるもの。


愛してくれるパパとママだっているし、えりなは、まだ小学六年生だもん。


まだ たくさん夢だってあるし、遊びたい友達もたくさんいるし、たくさんたくさん楽しみな事あるもん。


でも、パパとママは、えりなに生還を今させたくないから…ってゆうの。


それは、えりなが、まだ小学六年生だから、保証がなくなってしまうことを、心配してるみたい。


けれど、病気は、もう進行が進みすぎていて、治らないと思う。


えりなね、保証が、なくなってしまってもいいの。


それで、元気になれるなら嬉しいくらいだもの。


でも、そう言うと、パパもママもすごく怖く怒るの。


えりな、そんなに悪いこと言ってるのかなぁ?


えりなは、だんだん体重も減ってきて、自由に体も動かせなくなってきてる


友達も時々しかお見舞いに来てくれないし、楽しい事なんて一つもない。


もう限界


早く えりなを生き返らせて パパ、ママ…


どうして、あんなに怒るの?
駄目なの?


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