* 禁断の果実 *


でも


遊びなら


もっと引っかけてもいいでしょう。








なのに



来るもの拒んで




隣にいさせてもらえてるのはサクラだけ。















だんだん思い始めたの














もしかしたら









好きなんじゃないか、って





















意を決して聞いたアタシに


付き合ってるし?



なんてさらっと返した和。











分かんなくなった









じゃあ、なんで…なんで…













「星夏?」




「和!?」





「おかえり(笑)」





「あ…た、ただいま」




「なにしてんの」




「え?あぁ、コート、かけておいてあげたよ?」






なんとなく顔を見れなくて

リビングを出ようと和の横を通りすぎたら




「な、なに?」




がしっと捕まれた腕。






「なに?、じゃなくて

飯、食えって書いてあったろ?」




「だって、もう夜中。

明日食べる」





「せっかく作ったんだけど」




「だって太るもん」




「あぁ、それは困るわ」




「ひどっ!」





「でも…」




ニヤッと笑った和に


壁へと押しつけられて





「でも、太ったらもっと育つかもよ?」





耳元でささやく甘い声に



入り込んできた手…














サクラの事好きなんでしょ…?




なのに、なんで…







「じゃあ、ここだけ育てる…?」






楽になった胸元…





「愛してあげる」







そういうコトするの…?







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