DV彼氏

高校3年の夏

そう。あれは私が退院してすぐだった。

ケイタイが鳴った。ゆきちゃんだ!
「もしもし?さや?退院おめでとぉ!」

「ありがとぉ!」

「ところで今週の日曜空いてない?」とゆきちゃん。

「予定ないよ!何時?」

「夕飯なんだけど、一緒に行かない?18時なんだけど・・」

 私は迷わず二つ返事「OK!」と返事をし、電話を切った。

ゆきちゃんは私と同じ高校に通う子で凄く明るく一緒にいると楽しい!私の親友なのだ。

 このときはとにかくゆきちゃんに逢えるのが楽しみなだけだった!

 その日曜日が人生を変える日だとは知らずに・・・。
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