DV彼氏

きっかけ

 「紹介するわね。」とお母様。「はい」

 「こちら 山田さん。
 こちら 堀田さん。この子私の娘のゆきです。」

 お互いに「こんばんわ。」と挨拶をする。
 

 聞いてないよ!!と小声でゆきに呟く。するとゆきは・・
 
 「ゴメンゴメン。実は・・・。」

 「えぇっ!?マジで?嬉しいし!」

 内容は、この夏に山田さんはジェットスキーに行くらしく一緒に連れてってくれるのだと言う。もちろんゆきも一緒に。本当はもう1人親友のゆりがこの場所にいるはずだったのだが、予定があって来れなかったのだという。
2人をびっくりさせようとゆきは内緒にしていたのだ。

 私は嬉しくて山田さんそっちのけでゆきとはしゃいでいた。

 そして、お好み焼きを注文し、食べ終わってからいよいよ本題へ突入。。。

 

山田さんが一言、「ジェット行きたい?」

 私とゆきは顔を見合わせ「はい!!」と即答する。

 「よし!じゃぁ行こう!ゆきちゃん番号教えとくよ。さやちゃんも。」

 
 そぉ。この時に番号を教えてしまったのだ・・・。これが悲劇の始まりだった。


 そして、約束と時間が決まり。解散した。

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