365日+1日嬉しくなっちゃう言葉たち。短編集!
黒い服を着ている私に
あなたのママから時計と携帯をお守りにいただきました。


あなたの使っていた番号
誰にも渡したくなくって、
そのまま私が使えるようにしてもらいました。



「 ひなちゃんが
この携帯が必要じゃなくなったら…
私たちとも終わってしまうのね…。 」


あなたのママの言葉に
ふたりしておもいっきり泣きました。




一央、
あなたから私への最後のプレゼントは
あなたの知らない…
私も知らないうちにプレゼントされていたの。


でもプレゼントってわかるまでには時間が必要だったんだよ。



「 央一。
あの、お星さまに
あなたのパパがいるのよ。
いつも見守っててくれるのよ。 」



あなたからの最後のプレゼント。

大切にするからね。


あなたによく似た、
あなたとの子供。



ねぇ、
やっぱり、
あなたも欲しかったなぁ。





end
< 57 / 221 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop