365日+1日嬉しくなっちゃう言葉たち。短編集!
雅と航の二次会は
まるでクラス会だよ。

つい…
つい、紬生の姿を探してしまう。


「 初花!久しぶり。 」


その声は紬生だった。


そこにいたのは、
あの頃とまったく変わってしまった紬生がいた。

みんなが振り返るような人じゃなくなっていたけど、
あの頃よりも私はもっと大好きに思えた。


いっぱい話したいことあったのに…
何から聞いていいかわからないけど…

私から一番先に出た言葉は


「 紬生、結婚したの? 」


心から聞きたかったことが口から出てしまい、
あわてて口をふさいだ。


「 してない、してない。
初花、嫁さんになってくれる? 」


冗談かもしれない言葉なのに私は


「 うん! 」


即答した。
そりゃぁ、自分もビックリしたけど紬生も驚いていた。


「 本気にするよ、オレ! 」


「 もちろん、
よろしくお願いします。 」


私たちの長い片想いが終わった瞬間だった。


「 今日から恋人っていう時間を大切にしていこうね。 」


紬生の言葉に大きく頷いた。


地元に帰ってこよう!

紬生と一緒にみる夢のが一番大切だって、
やっとわかったから…。


「 もう一度、
大好きから始めよう!
ねっ、紬生。 」





end
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