新しい恋のはじめかた
来てくれた



「ーーー…花音は飲み物何がいい?」

「えっと…オレンジジュース!!」

「すみません、オレンジジュースとコーラ1つずつ」

「かしこまりました。800円です」



店員さんがそう言うと利玖は財布からお金を取り出した。



「利玖、ここはあたしが出すよ!!」

「いいよ。俺が出すから」

「そんな、悪いから!!さっきだってお昼ご飯利玖が払ってくれたし…」



さっきのお昼ご飯の代金も利玖が払ってくれて、映画の飲み物まで利玖に買ってもらうなんて…。



「…そういうのは気にしなくていいから。さ、中入ろう」

「何か…ごめんね……」

「謝られるよりお礼言われたほうが嬉しいんだけど?」



ニコッと笑いながら利玖は言った。



「ありがとう」

「どういたしまして。行こうか?」

「…うん。………いっ…!」

「どうした!?」

「ううん、何でもない!!行こ!!」



あたしは利玖の手を引いて、映画館に入った。



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