世界で一番君が好き
「人魚姫ってさ、好きな人の為に、泡になっちゃうでしょ?私も、そうなるから」

「・・・何言ってるんだよ。ユミが泡になんてなるわけないだろ?」


ユミは笑って、そうだよね・・・と答えた。




最近ユミはこんなことばかり言っている。



あんまり悲しい事ばっかり言うから、オレは本気で怒った。



「ルカ・・・ゴメンね」


そう言ってユミは泣き出した。


オレは、ユミをきつく抱きしめた。



< 36 / 61 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop