。・*・。。*・Cherry Blossom Ⅲ・*・。。*・。
「「ドクターが白へび??」」
戒もキョウスケも興味深そうに目をぱちぱち。
そうだよ!
だって戒がきゅーせー胃炎で入院したときも、あいつは外科用メスで敵を教えてくれたし、逃げる手助けをしてくれた。
そしてイチの正体をさりげなく戒に教えてくれたし。
「戒の説明だったらそうじゃね!??」
「まぁ~確かにな…白衣着てるけど……それが白へびの色を現してる??」
「でもあの人は医者ですよ?」
「でも極道の病院だし」
とあたしが顎に手を掛けると、
「ってか何で鴇田組は長男が居るのに弟が継いだんだ?」と戒が今更のように目をぱちぱち。
「さぁ、詳しくは分かんねぇけど、あの変態ドクターが組を動かせると思うか??」
「ごもっともな意見です。本人も組には全く興味がなさそうですしね。
会計事務所で数字を追うより、注射器や聴診器の手入れをしている方が生き生きしてる感じがします」
「得体の知れない病原菌とか見付けたら、奇声あげて踊りだしそうだしな♪」
戒は「いしし」とイタズラっぽく笑って、あたしも思わず同意しちまった。
でも…考えると、そんなヤツが
玄蛇の鍵を握る、白へび…かなぁ。
大体あいつが何を握ってるってんだよ。握ってんのはいっつも外科用メスだろ。
それか誰かの秘密か。
秘密……
かく言うあたしも、あたしと叔父貴がキスしたって言う大変な秘密をあいつに握られてる。
ま、戒にはあたしから暴露しちまったけど。
それでも気持ちのいいもんじゃないよな。