君へ、約束の歌を。<実話元>
中2

・・。+゚誕生日プレゼント




木々の緑の葉っぱが眩しい、5月。


部活にもたくさん後輩が入ってきて、
「先輩」って呼ばれるのが、
なんだかくすぐったい。


2年のクラス替えの結果、
祐ちゃんとは相変わらず違うクラスだけど亜美と同じクラスになれて私はすごく嬉しかった。



授業が終わったら、亜美と一緒に部活へ…


そんな流れができていたし、
クラスでは私と亜美、そしてもう一人…


小学校の時からの友達・未来(ミク)と、3人でいることが多かった。


未来とは小学校の時はあんまり話したことなかったのに、今年同じクラスになって席が近かったのをきっかけに、どんどん仲良くなった。



「愛璃、亜美ちゃん!
次理科室に移動だって」


「えっそうなんだ?!
ありがとー未来ちゃん!」


『じゃあ急がなきゃ!』



移動教室の時でも、お昼ご飯の時でも一緒。


部活では去年と変わらず、私と祐ちゃんと亜美は一緒にいることが多かったから、私は一日の中で一番亜美と過ごす時間が長かった。



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