桜の街
兄に襲われた次の日から学校から家に帰るのが苦痛になった

だが家に帰らなければ、母が学校や知り合いに電話をかけまくり、挙げ句の果てに私が見つかるまで探しまわるだろう


それだけは、避けたい
そんなことになれば近所中から非難の目で見られる


今は、2月だから後1ヶ月の我慢
高校に入れば、誰かが助けてくれる

そう言い聞かせるしかなかった
今の友達は、全員上辺だけの友達
ただ、話を合わせ、一緒にいて、友達を思うふりをするそんな関係だ

だから、みんな自分で精一杯だから私の事なんてどうでも良い
私がどうなろうと関係ない


悲しいが人間全員そんな者だ


ずっとそんな事を考え卒業の季節が来た
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