《完》BLOODMOON~あやかしの花嫁~
千早さんの話では吸血鬼としての自分を受け入れてないって。


知弥の様子を見ると、逆に吸血鬼としての自分を受け入れて、私の血の味を味わってるじゃない!!



私は騙された!?






「・・・俺が吸血鬼だってコトは誰にも言うなよ…花奏」



「言いません!」



「何を怒ってる?」


「別に…」


「お前は血の気が多いようだな~もう少し吸ってやろうか?」


知弥は冗談めかしに、口角を上げて、私に牙を見せた。





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