坂田家の日常



そんな俺の願い虚しく、普通では終わらないのが俺ん家だ。




「……………」

「尚斗兄、おかえり」

「……一体何があったんだ?」

「あ、うん…。尚也がね……」



家に帰ってみると、玄関にまで漂う、負の雰囲気。



「……尚也、二次選考落ちたみたいなの」

「マジで?」

「ママから聞いたんだけどね。ママはマネージャーさんから聞いたらしいけど……」

「…………」

「尚也、そうとうショックみたいで……」



こんな展開になるなんて、誰が予想しただろうか。



受かる落ちる以前に、尚也の落ち込み様が、これまでという事が。




< 94 / 581 >

この作品をシェア

pagetop