彼氏に一方通行




一週間後。

ついに時は来たり。



私の野望は今日、ようやく果たされるのだ、多分……。ちょっと自信がないけれど、でも全力を尽くします。




カラリと乾いた爽やかなな快晴。真っ青な空、真っ白な入道雲。風が無いからやっぱり暑い。



私服の時点で、既に露出度多めでやって来たわけだけども。

ホルターネックキャミソールにデニムのショートパンツ。もちろん、生足にサンダル。



田所はご近所さんだから、まずは二人で電車に乗って最寄駅から総合駅へ。そこで綾子たちと合流することになったのだけど。



私を迎えに来た田所の第一声はこれ。



「よう、金太郎。まさかりはどうした?」


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