便利屋



「…なになに?学校来る気にでもなった?」


声のもとを辿って目を開ければ、俺の顔を覗き込むように立っている奈央がいた。


『…俺、口に出てた?』


「うん、ばっちり。んー…ってとこからね。」


『ふはっ…』


「なによ笑ってー。」


『いや、あのなあ』



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