転校生は芸能人!?
「早速着替えようか」
そう言ってから、お母さんが向かったのは意外と地味なTシャツが入ってるクローゼット。
そこから、白色のTシャツに赤い洋服を着た女の子の絵がプリントされてる洋服に黒のスキニー、そして赤いパンプスを着てポーズを決めてるお母さんがいる。
「どう?」
「いいと思うよ」
あたしがそう言うと、お母さんはまた脱ぎはじめて洋服を選び始めた。
あたしは、ちょっとラフにしようかなぁと思って
タオル生地で青みがかかった明るいグリーンのパーカーにピンクのフレアなスカートとニーハイ、そして、パーカーと同系色の花柄のパンプスを合わせて、ガーリーにしようかなぁ。とか思った。
最終的には、違う洋服かもしんないけど
ラフなのにしよう。
だって、最初に気合い入れてんだなぁ…。
とか、思われたくないじゃん!
そっから、コーディネートした洋服を床に黙々と置いた。
髪型は、今日は両サイドじゃなくて
ポンパで済ませる。
前髪邪魔だし…。
「また、あとで洋服を決めて、メイクしよっ」
お母さんに、そう言われて時計を見ると
もう4時。
そろそろ、しないとなぁ。